オンラインストレージ「OwnCloud」を個人サーバーにインストールすれば容量無制限のストレージサービスを利用できます。本記では、インストール方法と使い方を紹介します。
オンラインストレージ「Owncloud」とは
ownCloud(オウンクラウド)は、オンラインストレージを作成できるクライアント・サーバ型ソフトウェアである。機能的にはDropboxによく似ているが、FLOSSのため誰でも個人サーバーに設置できる点で異なり[2]、Googleドライブのようなオンライン文書編集やカレンダー・連絡先の同期にも対応している。そのオープン性から容量や接続クライアント数の強制はなく、ただサーバーの物理容量のみに制約される。
自宅サーバーにインストールすることで、料金が無料のストレージサーバーにすることができます。
現在、無料のオンラインストレージとして、以下の2つがよく知られている。
本記ではonwlcoudについて説明する。
Owncloudのインストール方法
Owncloudのパッケージは下記よりダウンロード可能できます。
現在の最新バージョンは、owncloud v10.11です (2022年12月現在)。
「Owncloud」のダウンロードとフォルダへ展開。
wget https://download.owncloud.com/server/stable/owncloud-complete-latest.tar.bz2
tar xjvf owncloud-10.0.9.tar.bz2 -C /var/www/html
「owncloud」フォルダができるのでオーナーを変更します。
sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html/owncloud
更に、owncloudのhttpsアクセス設定をおこなうために、以下3つの行程を行う。
①SSLモジュールをスタートします。
sudo a2enmod ssl
②SSLサイト設定を有効にします。
sudo a2ensite default-ssl
③apacheサービスを再起動します。
sudo service apache2 restart
次に、実際にブラウザーからサイトへアクセスします。
その後、ownCloudへのアクセスをhttps、すなわち暗号化によるアクセスのみにする設定は、管理画面から「セキュリティ」欄の「常にHTTPSを使用する」にチェックを入れます。
Owncloudの使い方
Owncloudのクライアントをインストール
Owncloudのサーバー側の設定が終わったら、次はクライアント側の設定です。
毎回ファイルにアクセスするためにサーバーにアクセスするのはオフライン環境では非常に不便です。
クライアントとなるmacOSやWindowsなどのPCへクライアントソフトをインストールすることで、クライアント側にもファイルを保存します。クライアントは複数のクライアントへインストールが可能で、他のクライアントで変更したファイルがサーバーを通して他のPCへ変更が同期される仕組みとなっています。
このクライアントソフトは以下からダウンロード可能です。
https://owncloud.com/desktop-app/
Owncloudのログイン
owncloudのログイン方法は、webサーバーにインストール後にWeb画面より、ログインとパスワードを入力することで路銀できるようになります。
まとめ
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