【2024年最新版】初心者のためのpukiwikiのインストール方法と使い方

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概要

国内オープンソフトとして根強い人気を誇るオープンソースソフトpukiwikiのインストール方法を二つご紹介します。1つは、直接オリジナルのpukiwikiパッケージをダウンロードしサーバーに直接インストールする方法もう1つは、Dockerを利用して仮想環境下でインストールする方法です。実は、後者の方が簡単です。

管理人

本記事の読者層は以下の方を想定しています。

本記事の読者層
  • pukiwikiのインストール方法を知りたい方
  • pukiwikiを利用してホームページを立ち上げたい方。
目次

pukiwikiとは

根強い人気を誇る国産のWikiソフト「PukiWiki」。日本語対応のYukiwikiからPHP言語に移植され2001年誕生したオープンソース化ソフトです。当時は対応プラグインの多さとデーターベースがいらない手軽さと軽量さから急速に普及しました。

その後、本家「Pukiwiki」からの派生版である

「Pukiwiki Dev」

https://pukiwiki.osdn.jp/dev/?PukiWiki+Plus%2

https://github.com/hai-fun/pukiwiki-dev

「Pukiwiki plus」

「Pukiwik plus」の開発は中止されてしまいましたが、php7で動く「PukiWiki Plus! for PHP7」は以下からダウンロード可能です。

https://ja.osdn.net/users/night1ynx/pf/pukiwiki_plus/wiki/FrontPage

「Pukiwiki Adv」

https://ja.osdn.net/projects/pukiwiki-adv/

https://pukiwiki.osdn.jp/dev/?PukiWiki+Adv.

などが生まれています。現在では、本家の開発の停滞もあり、ほとんどがPHP5.4対応のまま開発がストップしています。現在では、WordPressや他のデーターベースサーバーを利用したSNSに取って変われているところもあります。

ただ、数年前に、本家「pukiwiki」がPHP7以降へ対応するなどの神対応があり、人気が再燃する気配を見せています。

Pukiwiki のインストール

本家公式サイトから最新版v1.5.4を無償でダウンロード可能です。

最新バージョンは、PHPは8.0もしくは8.1に対応しています。

ダウンロード先は

https://pukiwiki.sourceforge.io/

上記サイトからバージョンは 「PukiWiki 1.5.4」をダウンロードします。

  • pukiwiki-1.5.4_utf8.zip (424 kB)をダウンロードします。

pukiwiki導入方法

サーバー上へのダウンロード

解凍したいフォルダへ移行後、

wget https://ja.osdn.net/projects/pukiwiki/downloads/77082/pukiwiki-1.5.4_utf8.zip

ダウンロードし、unzipコマンドで解凍します。

unzip pukiwiki-1.5.4_utf8.zip

解凍後、フォルダ内に以下のフォルダができるため、chmodコマンドにてパミッションを変更します。括弧内の記載がパミッション番号です。

ディレクトリの構成

ディレクトリパーミッション

  • pukiwiki/ (755)
    • attach/(777) 添付ファイル格納ディレクトリ
    • atach/ * (666)
    • tracback/(777) TrackBackファイル格納ディレクトリ
    • backup/(777) バックアップファイル格納ディレクトリ
    • backup/ *.gz (666)
    • backup/*.txt (666)
    • cache/ (777) キャッシュファイル格納ディレクトリ
    • cashe/* (666)
    • counter/(777) カウンタファイル格納ディレクトリ
    • diff/ (777) 差分ファイル格納ディレクトリ
    • diff/*.txt (666)
    • image/ (755) 画像ファイル
    • image/* (644)
    • imag/face/* (644)
    • lib/(755) ライブラリ
    • lib/ * 644
    • locale/ ( 755) locale(国際化用メッセージ)ディレクトリ
    • plugin/ (755) プラグイン
    • plugin/* (644)
    • extend/(755) 拡張プラグイン
    • skin/ (755) スキン、CSS、JavaScirptファイル
    • skin/* (644)
    • wiki/ (777) データの格納ディレクトリ
    • wiki/*.txt (666)

パミッションの変更の仕方

回答時のフォルダ内で以下のコマンドを入力するだけで大丈夫です。

chmod -R 755 /pukiwiki/face

ファイル パーミッション データ

  • .htaccess 644
  • .htpasswd 644
  • COPYING.txt 644
  • INSTALL.txt 644
  • README.en.txt.zip 644
  • README.txt 644
  • UPDATING.en.txt.zip 644
  • UPDATING.txt 644
  • default.ini.php 644
  • en.lng.php 644
  • ja.ln.php 644
  • index.php 644
  • ja.lng.php 644
  • keitai.ini.php 644
  • pukiwiki.ini.php 644
  • rules.ini.php 644
  • wiki.en.php 644

pukiwikiの最低限のカスタマイズ

パスワード制限

pukiwikiページをそのままアクセスフリーにしてしまうと何かとセキュリティ上問題があるため、httpサーバー経由でパスワード制限を掛けるため、pukiwikiフォルダ内に以下の内容でファイル「.htaccess」を保存します。

AuthType Basic
AuthName      "Authentication required"
AuthUserFile  /var/www/pukiwiki/.htpasswd
AuthGroupFile /dev/null
Require       valid-user

添付ファイル「attachedref」のためのアップロード制限値引き上げの方法

pukiwik内で最低限のカスタマイズ. 以下のフォルダ内のアップロードファイルサイズの上限を変更します。

必要な変更ファイル2つです。PHP側の「/etc/php.ini 」の変更と、pukiwiki側の「attach.inc.php」の変更です。

pukiwikiの制限か、PHPの制限値かどちらか低い方の値でアップロード制限がかかります。

PukiWiki での制限を緩和しても、PHP の制限に引っかかったら意味が無いですからね。

pukiwiki側

  • plugin/attach.inc.php
  • plugin/attachref.ini.php

ini_set(“upload_max_filesize”,”2M”); の定義部分は、/etc/php.ini にも同様なアップロード制限の定義があると思います。

// max file size for upload on PHP(PHP default 2MB)
ini_set("upload_max_filesize","2M");
// max file size for upload on script of PukiWiki(default 1MB)
define("MAX_FILESIZE",1000000);

php側

PHP側では、/etc/php.ini では

memory_limit > post_max_size > upload_max_filesize となるように設定を変更する必要があります。

; Maximum amount of memory a script may consume (8MB)
memory_limit = 8M
; Maximum size of POST data that PHP will accept.
post_max_size = 8M
; Maximum allowed size for uploaded files.
upload_max_filesize = 2M

PHP側の設定は、以下のWordPressのインストール記事でも同様な操作を行っているため不明な場合はご参照ください。

pukiwikiの基本的記法

Pukiwikiの基本的記法すなわち整形ルールについて紹介します。整形ルールでは、「HTML」や「CSS」の知識がなくとも記事作成できます。

リンク配置:ref

#ref(添付ファイル名)
#ref(ファイルのURL)

画像添付:attachref

&atachedref();

pukiwikiをDockerでインストールする方法

https://hub.docker.com/r/pengo/pukiwiki

Pukiwiki Unicode版のDockerでのインストールも出来ます。

インストールは以下の通りです。

mkdir $HOME/pukiwiki
docker run -p 8080:80 -v $HOME/pukiwiki:/ext -d pengo/pukiwiki
open http://localhost:8080

データの転送方法

サーバー側の$HOME/pukiwikiに設定ファイル等ができており、以下のフォルダ部分を移設すれば利用できます。

  • wiki/ : データ本体
  • attach/ : 添付ファイル
  • cache/ : 最近の更新
  • diff/ : 更新履歴

■pukiwikiから派生版「pukiwiki plus」へのデータ移行も同様の手続きで出来ます。

pukiwikiのアンインストール方法

pukiwikiのアンインストールはとても簡単です。展開したフォルダごと削除して頂ければアンインストールが完了します。

まとめ

本記事のまとめ
  • pukiwikiのインストール方法から利用方法、ならびにアンインストール方法までご紹介しました。

次回の記事をご期待下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

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