Ubuntuデスクトップ環境にMicrosoft Edgeをインストールする方法を、debファイル・リポジトリ登録・GUI操作の3通りで解説します。よくあるエラーの対処法も紹介します。
管理人本記事の読者層は以下の方を想定しています。
- 初めてUbuntu環境でMicrosoft Edgeを使用したいと考えている初心者
- Windowsユーザーで、Ubuntuへの移行に挑戦しているユーザー
- ChromeやFirefoxからEdgeに切り替えたいLinuxユーザー
Ubuntuデスクトップ環境にMicrosoft Edgeを導入するメリット
Microsoft EdgeはWindowsでの利用が一般的ですが、近年のブラウザ競争で多機能化し、クロスプラットフォームに対応しました。Ubuntuでも使用することで、特定のMicrosoftサービスとの連携が強化され、ビジネスや学習用途でも多くのメリットがあります。Edgeの特長としては、メモリ消費の低さとクラウドとのスムーズな連携が挙げられます。さらに、Chromeエクステンションの利用も可能なため、プラットフォームを超えた操作性の統一が可能です。
Ubuntuのデスクトップ環境を実現する方法は以下の通りです。


インストール方法は3通りあります
- debファイルを手動でダウンロードしてインストールする方法(本記事のメイン手順)
- Microsoft公式リポジトリを登録し、
apt経由で自動アップデートに対応させる方法 - ダウンロードしたdebファイルをGUIからダブルクリックしてインストールする方法(ターミナル操作なしで完結)
UbuntuにMicrosoft Edgeをインストールする手順
Microsoft Edge公式サイトにアクセス
まずは公式サイトからファイルを取得します。Microsoft Edgeの公式ダウンロードページにアクセスし、最新の「debファイル」を選択してください。


インストール用のdebファイルをダウンロード
Ubuntu環境に最適な「debファイル」を選び、デスクトップまたはわかりやすい場所に保存します。Microsoft Edgeのバージョンは定期的に更新されるため、常に最新のファイルをダウンロードすることをお勧めします。


ここでダウンロードの選択肢として、「debファイル」、もしくは「rpmファイル」が選択できます。Ubuntu環境下では「debファイル」をダウンロードします。ダウンロード時にライセンス同意条項が表示されるので、内容を確認のうえ「ダウンロード」をクリックしてください。
ダウンロードされるファイル名にはmicrosoft-edge-stable_バージョン番号-1_amd64.debのようにバージョン番号が含まれますが、バージョンは頻繁に更新されるため、このファイル名を記事や手順書に固定で書き写す必要はありません。次の手順では、実際にダウンロードされたファイル名をそのまま使用してください。


方法1: ターミナルからインストールする
ターミナルを開き、以下のコマンドでインストールを開始します。なお、Ubuntuのバージョンに応じて一部のパッケージが必要になることがあります。
$ sudo apt install ~/ダウンロード/<ダウンロードしたファイル名>.deb方法2: 公式リポジトリを登録してインストールする(自動アップデート対応)
一度リポジトリを登録しておけば、以降はapt updateのたびにMicrosoft Edgeも自動的に最新版へ更新されるため、手動でdebファイルを再ダウンロードする手間がなくなります。
$ curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
$ sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/
$ sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/edge stable main" > /etc/apt/sources.list.d/microsoft-edge.list'
$ sudo rm microsoft.gpg
$ sudo apt update
$ sudo apt install microsoft-edge-stable方法3: GUIでダブルクリックしてインストールする
ターミナル操作をしたくない場合は、ダウンロードしたdebファイルを右クリックし、「別のアプリで開く」から「ソフトウェアのインストール」(または「アプリセンター」)を選択するだけでもインストールできます。表示される確認画面で「インストール」をクリックすれば完了です。
インストール後の起動方法
インストール完了後は、アクティビティ画面の検索欄に「edge」と入力するとアイコンが表示されます。アイコンをクリックするか、ターミナルから以下のコマンドでも起動できます。
$ microsoft-edge-stableトラブルシューティングとよくあるエラー
エラー「GLIBC_2.29」の検出
Ubuntu 18.04のような古いバージョンにEdgeをインストールしようとすると、以下のようなエラーが出ることがあります。
microsoft-edge: /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6: version `GLIBC_2.29` not found (required by microsoft-edge)
microsoft-edge: /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6: version `GLIBC_2.28` not found (required by microsoft-edge)このエラーはシステムのGLIBCライブラリのバージョンが古いことが原因です。Ubuntu 18.04標準のGLIBCは2.27程度であるため、GLIBC自体を安全にアップグレードするのは難しく、現実的な対処はUbuntuを20.04以降のバージョンにアップグレードすることです。
「debファイル」のインストールが進まない場合
特にネットワーク接続が不安定な場合、再度公式サイトからファイルを取得し直すことが重要です。また、ターミナルにてインストール状況を細かく確認することをお勧めします。
まとめ
Ubuntu環境においてMicrosoft Edgeを使用することは、特にクラウドやMicrosoft製品との互換性を高める点で大きなメリットがあります。インストール方法はdebファイル・リポジトリ登録・GUI操作の3通りから選べ、用途に応じて使い分けられます。
- インストール方法はdebファイル手動/リポジトリ登録(自動更新)/GUIダブルクリックの3通り。
- Ubuntu 18.04等の古い環境ではGLIBC不足エラーに注意が必要。
- Edgeを活用することで、他Microsoftサービスとシームレスに連携可能。
次回の記事をご期待下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
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