ChatGPTで文章を修正する方法を、依頼の手順、コピーして使えるプロンプト例、長文や文字起こしのコツ、確認のポイントまで、OpenAIの公式情報をもとに解説します。
管理人本記事の読者層は以下の方を想定しています。
- ChatGPTで文章の誤字脱字や言い回しを直す方法を知りたい人
- コピーして使える修正用のプロンプト(指示文)を探している人
- 長文・文字起こし・仕事の文章を直すときの注意点を押さえたい人
ChatGPTで文章を修正する方法の結論
ChatGPTで文章を修正するときは、「何のための文章か」を伝え、修正したい文章を貼り付け、修正後の文章と直した理由を出してもらう流れが基本です。出てきた結果は、そのまま使わず、自分の目で確認してから使います。
具体的には、次の4つの手順で進めます。
- 目的・読み手・文体を伝える
- 修正したい文章を貼り付ける
- 出力の形(修正後の全文、修正箇所の一覧、理由)を指定する
- 結果を確認し、気になる点を再依頼する
「修正」といっても、直したい内容によって指示の書き方が変わります。目的に合わせて、次のように使い分けます。
| 直したい内容 | ChatGPTへの指示の例 | 人が確認するところ |
|---|---|---|
| 誤字脱字・文法 | 「誤字脱字と文法の誤りだけを直してください」 | 意味が変わっていないか |
| 表記ゆれ・文体 | 「ですます調に統一してください」 | 固有名詞や専門用語が変わっていないか |
| 読みやすさ | 「一文を短くして、読みやすくしてください」 | 書き手の言い回しが消えていないか |
| 論理の流れ | 「話の順番がおかしい箇所を指摘してください」 | 指摘が正しいか、事実関係に誤りがないか |
「訂正」「校正」「添削」のどの言い方でも、ChatGPTには「誤字脱字だけを直すのか」「表現や構成まで直すのか」という範囲を書くと、意図が伝わりやすくなります。
ChatGPTに文章の修正を依頼する手順
ChatGPTへの依頼は、チャット欄に指示と文章を入力するだけです。ここでは、手順ごとに指示の書き方を説明します。
手順1:目的・読み手・文体を伝える
同じ文章でも、取引先へのメールとブログ記事では、直し方が変わります。最初に「誰に向けた、何のための文章か」と、希望する文体を伝えます。
あなたはプロの編集者です。
次の文章は、取引先に送るメールです。丁寧で簡潔な「ですます調」に整えてください。手順2:修正したい文章を貼り付ける
指示と修正したい文章は、「#入力文:」のような見出しで区切って入力すると、どこまでが文章かが伝わりやすくなります。長い文章の扱いは、後半の「長文や文字起こしの文章を修正するときのコツ」で説明します。
手順3:出力の形を指定する
修正後の全文だけでよいのか、修正箇所の一覧も必要なのかで、依頼の書き方が変わります。元の文章と見比べたい場合は、修正箇所と理由も出してもらうと確認しやすくなります。次の例は、文章の整合性や論理の流れを見てもらう依頼です。
#命令書:
あなたは、プロの編集者です。
以下の入力文をもとに、文章の整合性や論理的な流れがおかしい箇所を指摘して修正してください。
#入力文:
(ここに校正したい文章を入力)手順4:結果を確認して再依頼する
一度で希望どおりにならなくても、会話を続けて調整できます。「この部分は元の表現に戻してください」「この段落をもう少し柔らかくしてください」のように、場所と直し方を具体的に伝えます。
ChatGPTで文章を修正するプロンプト例
目的別に、コピーして使える指示文を紹介します。「(ここに文章を入力)」の部分は、実際の文章に置き換えてください。
誤字脱字と文法を直すプロンプト
「この文章の誤字脱字を修正してください」というシンプルな指示でも依頼できます。変えてほしくない部分がある場合は、その条件も書いておきます。
以下の文章から、誤字脱字と文法の誤りだけを直してください。
文章の意味や言い回しは変えないでください。
直した箇所は、元の文と修正後の文を並べて一覧にしてください。
#入力文:
(ここに文章を入力)読みやすさと論理の流れを整えるプロンプト
内容が複雑な文章は、「論理の流れをわかりやすく改善してください」と依頼できます。直す前に問題点を指摘してもらうと、修正の理由が分かります。
以下の文章を、読み手に伝わりやすい順番に整えてください。
先に、話の順番がおかしい箇所とその理由を指摘し、そのあとで修正案を示してください。
#入力文:
(ここに文章を入力)表現を言い換える・トーンを変えるプロンプト
同じ内容を別の言い方にしたいときは、「異なる表現で再度この文章を構成してください」のように依頼します。文体や読み手を指定すると、方向性がそろいます。言い換えでは元の意味が変わることがあるため、結果は元の文章と見比べます。
以下の文章を、親しみやすく丁寧な「ですます調」に言い換えてください。
元の意味は変えず、専門用語はそのまま使ってください。
#入力文:
(ここに文章を入力)修正箇所と理由を表にしてもらうプロンプト
修正の根拠まで確認したいときは、表で出力してもらうと見比べやすくなります。
以下の文章を修正してください。
修正した箇所ごとに、「修正前」「修正後」「直した理由」を1行ずつ書いた表を、修正後の全文の下に付けてください。
#入力文:
(ここに文章を入力)ChatGPT以外のAIで同じ指示を使うとき
ここで紹介した指示文は、文章をそのまま入力する形なので、ほかのAIチャットにも貼り付けて試せます。ただし、入力できる量や出力の傾向はサービスごとに異なるため、使うサービスの公式案内で確認してください。
長文や文字起こしの文章を修正するときのコツ
長文は分けて依頼する
公式の料金ページでは、標準のチャット用モデル(Instant)の入力量の目安が、無料プランで約12ページ分、GoとPlusで約40ページ分と示されています(2026年10月時点)。ただし、入力できる量は他の機能の利用状況によって変わるとも注記されています。長い文章は、見出しごとなどの区切りで分けて依頼します。
分けて依頼するときは、次の点を毎回伝えると、文体や用語がそろいやすくなります。
- 文章全体の目的・読み手・文体
- 使う用語や表記のルール(例:「ユーザー」と「利用者」のどちらかに統一する)
- 前の部分で直した内容に合わせてほしいこと
すべて直したあとは、全体を通して読み返し、章ごとの表現がそろっているかを自分で確認します。
文字起こしの文章を直す
音声を文字起こしした文章には、言いよどみや誤変換が混じることがあります。固有名詞や数字は、勝手に直されると誤りが増えるため、自信がない箇所は直さずに印を付けてもらうと、あとから確認できます。
以下は音声を文字起こしした文章です。
「えー」「あの」などの言いよどみを削り、誤変換と思われる箇所を文脈から直してください。
固有名詞や数字で自信がない箇所は、直さずに【要確認】と付けてください。
#入力文:
(ここに文字起こしの文章を入力)ChatGPTの無料プランと有料プランの違い
ChatGPTの個人向けプランには、2026年10月時点で、Free(無料)、Go、Plus、Proがあります。法人向けにはBusinessとEnterpriseがあります。公式の料金ページによると、無料プランでもGPT-6を使ったテキストでのチャットが利用できます。文章の修正は、まず無料プランから試せます。
| プラン | 文章の修正に関わる主な違い(公式の料金ページ・2026年10月時点) |
|---|---|
| Free | GPT-6でのテキストチャットが利用できる。ファイルのアップロードなどには制限がある |
| Go | Freeよりメッセージ数やアップロードが多い。広告が表示される場合がある |
| Plus | 高度な推論モデルが使え、メッセージ数やアップロードが拡張される。新機能に早期アクセスできる |
| Pro | Plusの上位プラン。利用量の異なる3つの階層から選べる |
Plusプランの料金は月額20ドルです(2026年10月時点)。料金や提供内容は変わることがあるため、契約前に公式の料金ページで確認してください。
ChatGPTのチャット画面とは別に、開発者向けにAPIも提供されています。APIの料金は、入力と出力のトークン(文章を細かく分けた単位)の量で決まります。公式ヘルプでは、英語で100トークンがおよそ75語とされています。日本語は文字数とトークン数が一致しないため、正確な数は公式のトークナイザーなどで確認してください。
ChatGPTで文章を修正するときの注意点
修正結果に誤りが混じらないよう確認する
ChatGPTの出力には、誤りが含まれる可能性があります。次の順番で確認すると、見落としを減らせます。
- 元の文章と修正後の文章を並べて、意味が変わっていないか確認する
- 固有名詞・数字・日付が、元のままになっているか確認する
- 事実に関わる内容は、公式サイトなどの一次情報で確認する
- 気になる箇所は、直した理由を尋ねて、必要なら再依頼する
「最新情報のみを引用してください」のように指示するだけでは、内容の正しさは確認できません。指示に頼らず、必ず自分で確かめます。
機密情報・個人情報の扱いに注意する
公式の料金ページには、個人向けの各プランで、入力内容がモデルの学習に使われる場合があり、オプトアウト(学習に使わない設定)を選べると記載されています。設定の方法は、公式ヘルプで確認できます。仕事の文章を入力するときは、所属先のルールに従い、顧客名や個人情報は伏せてから入力します。
提出物や仕事でAIを使うときはルールを確認する
学校の課題や投稿先、職場では、AIの利用にルールがある場合があります。OpenAIの利用ポリシーにも、学業上の不正行為に使うことを認めない旨が含まれています(2025年10月29日施行の版)。AIを使ってよいかどうかは、事前に提出先や所属先の規約で確認してください。
OpenAIとChatGPTについて
ChatGPTは、OpenAIが提供するAIチャットです。公式情報はOpenAI公式サイトで確認できます。OpenAIの利用ポリシー(Usage policies)は、次の公式ページで確認できます。
OpenAIは、AGI(Artificial General Intelligence、汎用人工知能)が人類全体に利益をもたらすようにすることを使命に掲げています。OpenAI Charterでは、AGIを、ほとんどの経済的に価値のある仕事で人間を上回る、高度に自律的なシステムと説明しています。
まとめ
ChatGPTでの文章修正は、目的を伝えて貼り付け、出力を自分で確認する流れで進めると失敗しにくくなります。
- 手順を決めておく:目的・読み手・文体を伝え、文章を貼り付け、修正後の文章と直した理由を出してもらいます。
- 直す範囲を指定する:誤字脱字だけなのか、言い換えまで行うのかを、指示の中で具体的に書きます。
- 最後は自分で確認する:意味・固有名詞・数字・事実関係を確かめ、機密情報は入力しないようにします。
料金やモデルは変わることがあるため、利用前に公式の料金ページも確認してください。
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