本記事ではLinux用CUIのファイルマネージャー「FD」のインストール方法と使い方について紹介します。
ファイルマネージャーとは
Ubuntuなどデスクトップ環境下では、マウスを利用しファイル管理が行えるが、コマンドプロンプト上でファイル管理できるCUI用のファイルマネージャーがあります。Ranger、Midnight Commander、nnnやFDcloneは長く利用されているアプリです。
ここではFDcloneについて紹介します。
FDclone
FDcloneのインストール
FDクローン は、1995年からMS-DOS用として井出敦 により開発されてた軽量ファイルマネージャー です。日本で非常に人気があり、名前は「ファイルとディレクトリ」というフレーズに由来しています(ファイルとディレクトリ)。
linux等でCUI用として利用でき、Linux用ファイルマネージャー
FDcloneのLinux上(Ubuntu上)でのインストールの仕方は以下のようにタイプするだけです。
sudo apt-get install fdclone
インストールすると以下のようなスクリーンとなります。

FDcloneのコマンド操作
FDcloneは、ショートカットを利用してコマンド操作ができます。
以下の「設定キー」はショートカットキー「E」のキー割り当てで確認することもできます。
主なコマンドは以下の通りです。(コマンドのショートカットキーには大文字と小文字の違いがあります。)
↑:トップ
↓:ダウン
◂:左
▸:右
1:列にファイルを詳細表示 (1コラム表示)
2:ファイルをXNUMX列で表示 (2コラム表示)
3:ファイルをXNUMX列で表示 (3コラム表示)
5:ファイルをXNUMX列で表示 (5コラム表示)
タブ:ファイルを選択 (選択後「*」マークがファイル前に付く)
スペース:ファイルを選択して下に移動 (選択後「*」マークがファイル前に付く)
Ctrl + Esp:ページを選択して移動
+:すべて選択
バックスペース:戻る
\:ルートディレクトリに移動
l:に移動し、現在のディレクトリを変更
x:バイナリファイルを実行。もしくは特殊コマンドを打てます。
c:コピー
d:削除
r:ファイルの名前を変更
f:ファイルを検索
t:フォルダツリーを表示
e:定義されたエディターを使用して編集
u:FDデコンプレッサを使用して解凍 (解凍方法は設定画面で選択可)
a:ファイルのプロパティを変更
i:現在のハードドライブ情報、使用可能なスペース、総重量など。
m:ファイルまたはディレクトリを移動
D:ディレクトリを削除
p:FDコンプレッサーを使用して選択中もしくはマークされた複数のファイルを圧縮
k:ディレクトリを作成します。
h:コマンドを実行するための小さなスペースを表示
W or N:現在の「タブ」のサイズを変更 Wで幅広、Nで幅狭
F:再帰的に検索。
/:画面を2つに分割します。新しい«タブ»を追加
K:«タブ»を閉じる
^:「タブ」を変更
E:設定パネルを開く
リターン:.fd2rcファイルで指定されたランチャーを呼び出し
?:ヘルプを開きます
ESC:コマンド解除 or FD終了
HOME: FD終了
まとめ
✔ FDcloneは、Linux用軽量ファイルマネージャーで、より直感的にCUIでファイル操作できるソフトです。