本記事では、「Snap」の特徴と使い方を解説するとともに、パッケージ形式として知られているアプリについてもいくつか紹介致します。
「Snap」パッケージ形式のアプリ
「Snap」は、LinuxなどOSシステムのライブラリーを使用しなくてもアプリケーションがインストールできるパッケージ形式(自己完結型パッケージ)です。追加の依存関係が必要なく、どのLinuxバージョンでも同じバイナリーで利用できることから、ユニバーサルパッケージとも呼ばれています。
Snapのパッケージについて詳しく記述した記事は以下をご参照下さい。
Snapのインストール
snapをインストールしていない方は以下のようにタイプしてsnapをインストールください。
$ sudo apt update
$ sudo apt install snapd
snapコマンドの使い方
以下は基本的な使い方の例です。
パッケージの検索
$ snap find <検索ワード>
パッケージ情報の表示
$ snap info <パッケージ名>
Snapでインストールできるアプリ一覧
これらのユニバーサルパッケージとして、「snap」で提供されているのお勧めのLinuxアプリは以下の通りです。
Google Chrome「Chromium」
「Google Chrome」のオープンソース版である「Chromium」がsnapパッケージとして提供されてます。Ubuntuのデスクトップ環境上でもインストールできますが、ここではsnapコマンドからコマンドライン上でインストールします。ここでは、Ubuntu 18.04 LTS DesktopでChromiumをインストールします。
$ sudo snap install chromium
実際の立ち上げはコマンドラインから以下のようにタイムするだけです。
$ which chromium
/snap/bin/chromium
$ choromium
Slack
「Slack」はチャットベースのコミュニケーションツールです。プライベートでも仕事でも活用している人は多いと思います。Slackのサービスは、WEBブラウザでも利用できますが、専用アプリを使う方が便利です。
$ sudo snap install slack
VLC
「VLC」は人気がある高機能メディアプレーシャーです。Ubuntuでは、DebainパッケージとSnapパッケージの両方が提供されています。
$ sudo snap install vlc
Steam
ゲーム配信プラットフォーム「Steam」のクライアントがSnapで提供されています。
% sudo snap refresh --beta snapd
% sudo snap install --beta steam
まとめ
✔ 本記事では「Snap」パッケージ形式のについて学びました。
代表的なアプリとしてGoogle ChromeやVLCアプリもSnapパッケージで提供されています。
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